先輩からの声

桂保育園(木綱真由さん)

2018.04.02

体験してみて、就職を決意。

私が働いている保育所では、年齢の違う子どもたちが一緒に生活する、“異年齢保育”というシステムが取り入れられています。
就職する前の私は、“異年齢保育“に対する知識がほとんどなくて、現場に接したのは、就職活動のためにこの保育所に見学に訪れた時が初めてでした。

その時は、「異年齢保育って、いったいどんな保育なの?」と戸惑いました。見学に対応してくださった園長先生に、その気持ちを正直に伝えてみると、「だったら、もう1回来て、丸1日保育に参加してみて、自分の目で確かめてみたら?」と、提案してくださったんです。
「じゃあ、ぜひ」ということで、後日また訪れた時に…、子どもたちが、みんなで成長しあっている姿を見て、“異年齢保育”のよさを実感できて、素直に「いいな」と思えたんです。そのことをきっかけに、この保育所への就職を決意しました。

“異年齢保育”のよさはいろいろありますが、まず、歳上の子どもが、歳下の子どものお世話をするようになり、頼りがいが出てくるようになります。さらに、歳下の子どもは、頼もしいお兄ちゃんお姉ちゃんの姿に憧れを抱くようになって、自然にお互いに、成長しあえるんです。
保育士にとっても、確かな手応えを感じることのできる取り組みだと思います。

尊敬できる人がいっぱい。

保育士になって1年目ですが、働き始める前の私には、「保育所って、人間関係が難しそう」という、根拠のない思い込みがあったんです。
でも就職してみたら、それは大きな勘違いでした!
皆さん、とても優しくて。予想以上に、びっくりするほど、優しい方ばっかりでした。

先輩には、わからないことや悩んだことはなんでも相談できますし、相談すれば、いつも親身になってアドバイスしていただけます。普段から、保育のことだけでなく、とにかくいろいろ話していて、一緒にご飯を食べに行くことも多いです。

実は私の母は保育士で、子育て中もずっと仕事を続けていて、今も現役で働いています。私が保育士になったのは、その姿を間近で見ていたことが、大きく影響しています。
その母に、就職する直前に、保育士としてやっていけるのかな?という不安をもらしたことがあります。その時、母がかけてくれた言葉は、「自分らしく頑張ったらいいんじゃない?」でした。

その言葉と、つながりがあるのかどうかはわかりませんが、この保育所で働く方々は、皆さん「自分の保育」というものを持っておられます。よい意味で、それぞれに違う個性を活かして、保育に取り組んでいらっしゃって、皆さん尊敬できる存在です。

オンもオフも、私らしく!

保育士になって、我ながら成長したかな?と思うところは、子どもたちを見守る視野が広がったこと。あと、子どもたちに対する、観察力が養われたことです。
小さな怪我に気づいたり、いつもとは違う様子に気づいたり。子どもならではの行動の面白さを、発見することも増えました。

休日は、外出することが多いですね。仕事のことは忘れて、思い切り遊ぶようにしています。お気に入りのアーティストがいるので、ライブに行くことを、すごく楽しみにしています。
よい仕事をするためには、オンオフのめりはりをつけることが、大切なんじゃないかな。あとは、基本的なことですが、体調を整えておくことも大切。一人暮らしをしているのですが、しっかり食事を摂るように気をつけて、うがい手洗いもばっちりしています。

この仕事のやりがいは、やっぱり子どもたちの笑顔です。「先生、見て!」「先生、できたよ!」と言って、笑ってくれる瞬間が、大好きです。あと、保護者の方から、「うちの子、家で先生の話ばっかりしているんですよ」なんて教えていただくと、それもすごくうれしいですね。
そして、子どもたちと走り回って遊ぶのも、大好きです。学生時代は運動部で頑張っていたので、体を動かすことはけっこう得意。なので、鬼ごっこも本気で走ります(笑)!

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